中用量ピル

中用量ピルは避妊目的や生理痛の低減に使われている薬です。

女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)が50マイクログラム含まれています。

どの用量のピルであっても避妊の効果はほとんど変わりませんが、高・中用量ピルは、低用量ピルに比べて成分量が多く効果が強いため、副作用が出る可能性も高くなります。

  1. このページの内容
  2. 中用量ピルの特徴
  3. 中用量ピルによる避妊の効果
  4. 中用量ピルの飲み方

低用量ピルが認可されるまでは、高・中用量ピルは月経異常の治療薬としてのみ使われていて、重い生理痛で日常生活に支障をきたす人に対して処方される薬でした。

現在は副作用の少ない低用量ピルが用いられる機会が圧倒的に多く、中用量ピルは緊急避妊する際のアフターピルとして、あるいは、生理日ずらす目的で処方されることが多くなっています。

また、「ピル=避妊薬」のイメージが強いですが、不妊治療で処方される場合もあります。子宮内膜の維持や、受精卵の着床を助ける役割もあるのです。

体内の黄体ホルモンの値が低い女性は、流産の確率が高いのです。このような場合は、黄体ホルモンを含むピルを飲むことで改善されます。

  • 姉が不妊治療で中用量ピルを、私がPMS治療で低用量ピルを服用しています。姉は時々、副作用の吐き気があるみたいです。
    (佳恵さん・27歳)
  • 生理痛治療のため、中用量ピルを処方されています。副作用が強いので低用量ピルに切り替えたいと主治医に相談したところ、「低用量ピルは、日本では避妊薬の扱いだから保険が適用されないよ」といわれてしまいました…。
    (ももこさん・35歳)

中用量ピルの特徴

中用量ピルの特徴

中用量ピルは、低用量ピルが一般的になる前から避妊薬として利用されてきました。含まれているホルモンの量が低用量ピルよりも多いことから、飲み忘れによる避妊失敗の影響が少ないという特徴があります。

また中用量ピルは病院処方において保険が適用されます。そのため、医療費の負担を考える方にとっては、利用しやすい避妊薬となります。

ただし、中用量ピルは若干副作用が強いという問題点があるため、使用中は定期的な医師のチェックが必要です。

  • 月経困難症の治療のため、中用量ピルを服用しています。成分が強いだけあり、過多月経は改善されました。
    (陽子さん・26歳)
  • 生理周期の改善に、中用量ピルを服用していました。随分良くなったので、そろそろ副作用の少ない低用量ピルに切り替えようと思います。
    (北川さん・38歳)

中用量ピルによる避妊の効果

中用量ピルも、低用量ピル同様に女性ホルモンを主成分とした経口避妊薬です。

避妊効果が99%以上とほぼ確実に避妊できます。月経量の減少や生理痛の緩和、生理日をコントロールできる効果があります。

毎日服用するピルとしては、現在は低用量ピルが主流となっており、成分のホルモン量が少ないため副作用が少なくなっているのがその理由です。

中用量ピルによる、避妊の効果

低用量ピルは飲み忘れた際に効果が薄れてしまいますが、副作用を考慮すると中用量ピルよりも低用量ピルの方がおすすめです。

緊急避妊薬として大活躍の中用量ピル

緊急避妊薬として大活躍の中用量ピル

中用量ピルは、緊急避妊用として処方される機会が多いです。急に膣内に中出しされてしまった場合など、性交後に服用するアフターピルとして中用量ピルは使用されています。

その避妊効果は72時間以内に服用することで80%以上の成功率です。セックスでの避妊の失敗などの際の対処にとても効果的です。

  • 主人との入籍前、妊娠の可能性が高くなりアフターピルを服用したことがあります。身体が少し重くなる程度の副作用はありましたが、常備していたため素早く対応出来間に合いました。
    (陽子さん・26歳)
  • 友人が避妊に失敗し、授かり婚で入籍しました。可愛い男の子に恵まれて、とても幸せそうですが、結婚式と出産が続いて慌ただしかったようですね。「もう少し貯金してから出産できていればなぁ」といいながら節約に励んでいます。
    (minamiさん・32歳)
アフターピルについて

生理日をずらす効果

生理痛の緩和と生理不順を改善する効果

プラノバールなどの中用量ピルは女性ホルモンの成分量が多いことから、生理日をずらす目的でも処方されています。

旅行の際や大事なデートのときなどに生理がきてしまい、楽しくない経験をしたことのある女性は多いです。

スケジュール予定にあわせて中用量ピルを使用することで、快適な日常生活を過ごせるようになります。

なお、生理日の調整は病気ではないため、医療保険の対象にはなりません。治療費と薬代は全額自己負担することになります。

  • 温泉旅行と生理が重なるため、中用量ピルで生理をずらすことに。旅行中に生理が来ることはありませんでしたが、副作用の吐き気がなかなかのもので…。やはり、中用量ピルは副作用が強いですね。
    (なっちゃんさん・29歳)
  • 生理前になると体調がなんとなく悪く、イライラや落ち込みがありました。ピルを服用してからはPMSで悩まされることもなく快適。休薬期間を移動させて生理をコントロールできるのは良いですね。副作用があるので就寝前に服用しています。
    (minamiさん・38歳)

生理痛の緩和と生理不順を改善する効果

生理痛の緩和と生理不順を改善する効果

中用量ピルの元々の効果である、月経量の減少や生理痛の緩和、生理日をコントロールすることももちろん可能です。

ただしこの目的で使用する場合には、よほど酷い場合を除いて低用量ピルのほうがおすすめです。

低用量ピルについて

中用量ピルの飲み方

中用量ピルによる、避妊の効果

中用量ピルは、避妊などを目的に毎日飲み続ける低用量ピルとは違い、避妊に失敗してしまった際などに緊急避妊を目的として使われることが多いです。そのため、一般には性行為の後に急な避妊のために飲むということから、アフターピルと呼ばれています。

中用量ピル(アフターピル)の飲み方は、避妊に失敗してから72時間以内に2錠、その半日後にもう2錠を飲むという方法です。

この72時間以内というのがとても大事で、時間が経過すればするほど避妊に失敗し、妊娠する確率が高くなります。

避妊できなかったセックスの後、なるべくすぐに中用量ピル(アフターピル)を服用するようにしましょう。

緊急な事態にすぐに対応できるように、可能であれば最低でも1錠はアフターピルを家に常備しておくか、日々携帯しておくことをおすすめします。

  1. このページの内容
  2. 中用量ピルの特徴
  3. 中用量ピルによる避妊の効果
  4. 中用量ピルの飲み方